学園の活動紹介｜NPO法人　侍学園スクオーラ・今人

サムガクの午前中は座学からスタートします。
社会で生きるために必要な知識の獲得や、コミュニケーションスキル・適応能力を育てる為の「自己啓発」的授業に参加します。人前で話すスキルや、グループワークを通して、他人との関わり方に「慣れる」「知る」「自信を手に入れる」という段階的体験をすることにより、様々な不安や苦手意識を解消していきます。
授業はスタッフが週代わりで行い、それぞれの個性的な授業を楽しみながら、ちょっと真剣に勉強をしています。

「自分たちで食べる米は　自分たちで作る」という目標を掲げ、給食の時間に食べるお米はサムガク水田にて自給自足。手植え、手刈り、天日干しという昔ながらの手法にこだわり生徒もスタッフも一丸となって農業に取り組んでいます。
また、青木村の堀内農園様にご協力いただき、ズッキーニ、白菜、大豆、稲の育苗など様々な農業を体験させていただいています。
太陽の光を浴び、土に触れ合い、作物が成長を目の当たりにし、生命の力強さを直に感じる事が出来る農業活動を行っております。
多様な体験を通し、食の大切さ、生きていく営みの基礎基本を肌で感じることによって、就労の必要性や、「生きること」を本能的に獲得することが目的です。

サムガク独自のプログラムでサムガクに通う生徒、スタッフと共に、実際に仕事をするというもの。
協力農家・企業・行政などから学園で仕事を請け負い、普段生活を共にしている安心できる仲間と共に、仕事にチャレンジする。職業体験との大きな違いは、ジョブタイムには実際の賃金が支給されるというところ。
仕事の大変さや、楽しさを経験し、実際に賃金を支給することで、体験とは違う責任感を持ち、真剣に仕事をこなし、代価として賃金を手にする喜びを味わい、自立や社会に飛び込むためにステップとなるようなプログラムを実践しています。
また、こちらのジョブタイムは個人でも、企業でも、行政でもどなたのご依頼も受け付けております。短期間だけど人手が欲しいなど御困りの方がいらっしゃいましたら是非ご相談下さい。
様々なご依頼も同時に募集しております。まずは御電話を担当成澤まで。

体と心の健康を重視しているサクガクでは「苦手」「嫌い」などは関係なく、「体力向上」「体力の向上による心の変化」を目的に、週に一度「バレーボール」「ソフトボール」「テニス」など、様々なスポーツを体験します。年に二回「体育祭」を開催し、サポステ利用者などとの交流も行っています。最初は「見学」からでもかまいません。そのうち必死にボールを追いかける自分と出会うことができます。

月に一度ですがサムガクでは、ＧＤ（グリーンディ）という清掃活動を行っております。
学園の隣を流れる湯川という川に入り、ゴミ拾いを行ったり、最寄り駅の上田交通別所線神畑駅までの自分たちが多く利用する通学路のゴミ拾いを行っております。
普段は何気なく通り過ぎていく道や、何気なく見ている川も、注意深く見ていると無数のゴミがあり、一度のゴミ拾いで大体大きなゴミ袋４つほどにもなります。環境問題という大きな問題を自分たちで解決することは難しいですが、ゴミ拾いを通じて、まずは自分たちのマナーをもう一度見直すいい機会になっています。
「ゴミを拾う苦労を知っている人間は、川や道にゴミを捨てない。」サムガクから小さないっっぽを始めています。