全ての加工食品には、ラベル表示がされています。これは、商品の顔であり、購入する際の重要な情報となります。しかし、このラベルをきちんと見ることができないと、後悔するお買い物になり得ますので、
しっかりとラベル表示の内容を見極めることが必要となります。 日本酒の場合も、他の食品と同様に、きちんと「表示基準」が設けられていますので、それをご理解
いただき、じっくりと商品と「にらめっこ」をしてからご購入いただくことをおすすめします。
表示基準を含め、わかりやすくご説明します。 まず、日本酒が商品として店頭にならぶには、液体ですから容器に入っていなければいけません。
容器の種類は様々ですが、その容器を問わず、表示はきちんとされています。
今回は、特に一番多く流通している「瓶」を中心に解説します。 ラベルは、大きく分けて瓶の三箇所に表示をしているものが増えてきました。
これは、「胴ラベル」・「裏ラベル」・「肩ラベル」と言われています。 この三箇所を駆使して日本酒は、様々な情報を発信しています。
「胴ラベル」は、瓶の太い部分に、まさに「顔」として貼られています。だいたいの日本酒はここに
「○○正宗」のような銘柄を表示しています。「裏ラベル」は、「胴ラベル」の裏側にあります。日本酒の中身の情報を多く含んでいるものが多く、貼られていれば、要チェックラベルです。「肩ラベル」は、瓶の細い部分に、それ以外の情報や強調したい情報を表記しているものが多いです。
実は、ラベル自体についての規格は、自由となっていて、胴ラベル1枚で全ての情報を表記してあるもの、
短冊のように細長いラベルに表記してあるもの、瓶を新聞紙で巻いて、そこに小さなラベルをつけて
あるもの、瓶に直接書いてあるもの 等など、千差万別です。 しかし、その様々なラベルに表記する内容は、しっかりと決められているのです。
それが、前出の「表示基準」です。つまり、必ず表記しなければいけない情報です。
以下が日本酒の表示基準となります。
・アルコール分 15度以上16度未満 等
・原材料名 米・米こうじ 他

(水は表記しないことになっている)
・精米歩合 55% 等(お米を削った割合)※普通酒は表記しなくてもOK
・種 類 清 酒(日本酒と表記することもOK)※焼酎の場合は「焼酎乙類」等
・内容量 ○○ml 等
・製造時期 ○年○月
・製造者の名称及び所在地
・未成年者飲酒防止の注意
・飲用上の注意
・生酒の場合は保存方法
・外国産の場合はその有無
ここまでは、表記が義務付けられている内容です。 ここからは、法令で決められた要件をクリアした日本酒だけが表記する内容となります。
・特定名称 吟醸や純米や本醸造 等
・原料米の品種 山田錦や美山錦 等
・産地名 信州上田の酒 等
・酒の特徴を示す語句 原酒や生酒や古酒 等
これ以上表記がある日本酒は、各メーカーが発信する「専門的情報」となります。簡単な言い方をすると、「正直」「丁寧」。具体的には、酒造用語や成分が表記されています。実は、これらが「風味」につながる重要な情報となる訳ですが、続きは次回で……
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