この漠然としたテーマにびっくりされた方もあろうかと思いますが、日本酒の世界への入り口だと思って
いただければ、幸いです。お酒には、酒税という税金がかかっており、これは、「酒税法」という法律で、きっちりと定められています。
そこには、「日本酒」という表現は出てきません。 「清酒(せいしゅ)」という言い方が
正式名称となっています。実は、九州地方で多く製造されている「乙類焼酎(本格焼酎)」と
「清酒」を総称して「日本酒」と 表現している場合が多いのです。 本州・北海道・四国では、「日本酒をください」と言うと「清酒」が出てきますが、
九州地方で「日本酒をください」と言うと「本格焼酎」が出てくるケースが多々あります。
わたしたちが「お酒」と言っているものには、大きく分けて3つのものがあります。これを「醸造酒」・「蒸留酒」・「混成酒」と言います。

●「醸造酒」は、「清酒」、「ビール」、「ワイン(果実酒)」などが、これに該当します。
●「蒸留酒」は、「焼酎」、「ウイスキー」、「ウオッカ・テキーラ・ラム・ブランデー・ジン」等を言います。
●「混成酒」は、「リキュール」類を言い、チューハイや梅酒などはこれに当たります。
それぞれに法律上の定義がありますが、今回は、「清酒」のみ、簡単に解説をします。清酒の定義は、「米などを発酵させて、濾(こ)したもの」とあります。この行為を「醸造」と言いますが、これには、お酒の証となる「アルコール」を発生させることが、条件となります。
更に、この「発酵(醸造)」をさせるには、「醸造免許」が必要となり、わたしたちが勝手に米やぶどうで
発酵させること(一昔前の「どぶろく」)は、「密造」と言う法律違反になりますのでご注意ください。
※尚、「蒸留酒」には、「焼酎免許」・「混成酒」には、「リキュール免許」が必要となります。したがって、わたしたち一般
では、お酒は造れない訳です。
ここまでを整理しますと、ここで言う「日本酒」とは、「清酒」という「醸造酒」で、米を原料に
アルコール発酵させた飲み物であることが、おわかりいただけたかと思います。
今後のコーナーは、みなさんが聞きなれている「日本酒」という言い方で「清酒」を解説していきます。