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上田の民話

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映画のまち―上田
     
 
 
 民話といえば「むかしむかし、あるところに……」と、古くから伝わる昔話を思い浮かべることが多いと思います。しかし、現代でも民話は生まれ、語り伝えられているという考えがあります。
  その代表が少し前に流行った「口裂け女」の話です。「口裂け女」は、京都府の丹波地方に古くから伝わる山姥伝説を基に土地の子どもたちが現代風にアレンジしたものではないか?といわれています。これが、子どもたちの口から口に伝えられて、いつの間にか全国に広がっていったようです。テレビなどのマスメディアで紹介されるより早く、スポーツ大会など学校間の交流でかなり速いスピードで語り伝えられていったと考えらています。
  これに似たような話が、「学校の怪談」で、日本民話の会の常光徹さんが本にまとめたものが映画にもなって、大流行しました。上田の旧西塩田小学校でも、シリーズ3作目がロケされていますので観てください。
  常光さんが調べているもので、もう一つ注目される現代民話のひとつが「タクシー幽霊」の話です。実はこの話は、上田が結構有名なんですよ。「駅に最終電車が来ると、決まって一人の女が降りてくる。そして、タクシーに乗って山の方の墓地へ行ってくれという。運転中何も言わないので、心配になった運転手が途中で後ろを見るとそこには誰もいない。シートが、薄っすらと水気をおびていた」という単純な話です。
  全国各地に似たような話が伝わっていますが、体験者が多いために新聞に載ってしまうほど話題になったのは上田くらいでしょう。これを怪奇現象(幽霊)と考えるか、ある一定の地域から広がった現代民話と考えるかは異論があるようですが、現代でもこうしたお話は口から口へと伝わっています。
  パソコンに出没する霊もあります。深夜に、いきなりパソコンの電源が入り、見知らぬ 人が語りかけてくる。いたずらメールや新しいウイルスなどではなく……。こんな話が、コンピュータの専門家の間で密かに語られています。これも現代民話のひとつでしょうか? ほらほら、あなたのパソコンにも何か見知らぬ 影が……。
 
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